| イタリアングレーハウンドの歴史 |
イタリアングレーハウンドはとにかく、歴史が古い犬種です。起源は２０００年以上も前から祖先がいたといわれます。
びっくりですよね。古代のギリシャやトルコの美術品からイタリアングレーハウンドが描かれており、古代の地中海地方に存在していたことがうかがえます。また、エジプトでは、イタリアングレーハウンドのミイラが発見されています。
イタリアングレーハウンドは、ローマ帝国の貴族やエジプトのファラオやロシア帝国のエカテリーナ女帝などから愛され、世界中の地位の高い層から愛されていました。貴族や王族から愛されたのは、スマートな体系と美しさの魅力があったからでしょう。ピョンピョン跳ねる姿や黒い瞳の顔立ちから気品さが漂ってきますよね。
イタリアングレーハウンドが、今の体形になったのは、１４世紀頃で、イタリアの貴族の愛玩犬として飼われ親しまれました。イタリアの貴族たちに大切にされたことにより、イタリアングレーハウンドと呼ばれるようになりました。
イタリアングレーハウンドは、１７世紀には、イギリスに渡りウ”ィクトリア女王にも愛され、イタリアと同じように貴族の間で親しまれました。本当に高い地位の人たちから人気があったんですね。そして、このころ、イタリアングレーハウンドの小型化が進んでいきました。
その結果、第二次世界大戦後にはイギリスから、いなくなってしまうかぐらいの頭数が減少しました。小型化したことにっよって、ひ弱で軟弱な体質になったことが考がえられます。
しかし、イタリアングレーハウンドはアメリカに持ち込まれており少数でしたが、血統が良かったせいか、ヨーロッパに輸入されました。アメリカのイタリアングレーハウンドのおかげで再びヨーロッパで人気になりました。
日本では、江戸時代に輸入され、身分の高い人たちに人気がありました。現在、イタリアングレーハウンドは世界中で、人気犬種のひとつとしての地位を確立しました。室内でも飼育可能なことから、猟犬の風貌と視覚や俊足を兼ねそろえていながらも、どこか気品漂うところが、人気があるのでしょうね。