ボストンテリアの歴史

ボストンテリアの歴史

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ボストンテリアの歴史は他の犬種と比べて、はっきりと文書が残されており、明確なものです。ボストン・テリアは、アメリカ原産種としては3番目に古い歴史を持つ犬種で、 チェサピーク・ベイ・レトリーバー、アメリカン・フォックスハウンドに次に歴史が古いです。

ボストンテリアの歴史の始まりは、1865年頃、アメリカのボストン市で、裕福な人々に雇われていた馬車の御者たちが、雇い主たちの飼っていた優秀な犬同士を交配させました。そして、イングリッシュ・テリアとブルドッグを掛け合わせて誕生したのが「ホッパーズ・ジャッジ」と呼ばれた犬種でした。

その後1870年に、アメリカのボストン在住のロバート・C・フーパー氏が、ホッパーズジャッジとジップという小型犬を配合させ誕生したのが、ボストン・テリアの基礎犬にあたります。

当時のボストンテリアは大型で20kg以上ありましたが、20~30年かけて配合を繰り返し小型化に成功しました。テリアと言えば、小型犬ですよね。

1889年頃までに、このボストンテリアの基礎犬はボストン市でたちまち人気を集め、愛好家たちが「アメリカン・ブル・テリア・クラブ」という組合を結成するまでになりました。しかし、ブル・テリアという名前を使ったことで、ブル・テリアの愛好家たちから反感をかってしまいます。

その反発があったので、発祥地にちなんで、ボストンテリアと命名されたのです。

そして、1893年にボストンテリアはAKC公認犬種となりました。 AKC公認犬種となったボストンテリアは、急速にアメリカ中で高い支持を得て、その人気を不動のものとします。この犬種が誕生して20年も経たないうちに、 AKCに公認され、人気が高かったことがうかがえますね。

当時はボストンテリアの色などはきにされていなかったのですが、熱心な繁殖家が独特な模様と毛色が優れたボストンテリアの改良に力を注いだ結果、急速にアメリカ中で高い評価を得るようになり、20世紀中半にはもっとも人気のある犬種の仲間入りをし、現在でもその人気は不動のものとなっています。

ボストンテリアが日本に入って来たのは、大正時代です。ボストンテリアは非常に珍しい形をしていた事や、室内犬が少なかった事もあり、とても人気がありましたが、第二次世界大戦で、ボストンテリアの数が減りました。


 

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