柴犬について |
◆大きさ
体高:オス38~41㎝ メス35~38㎝
体長:オス8~10kg メス7~8kg
◆毛質
硬いストレートの短毛で、真っ直ぐで硬いトップコートと柔らかく縮れたアンダーコートによる二重被毛であり、年二回、毛が生え替わります。
◆毛色
柴犬の毛色には、赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻、白があります。赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻、がスタンダードの色になります。あれ?柴犬の色にキツネみたいな茶色はないのと思った方がいると思いますが、日本犬ではこの茶色の毛色を赤毛といっています。不思議ですよね。
柴犬はこの赤毛が最も多く、全体の約80%を占めています。柴犬のイメージでキツネのような赤毛をイメージする人が多いので納得の数値ですよね。
柴犬のどの毛色でも、裏白が入っており、裏白とは、顎下や胸部、腹部四肢の内側、尾の裏側などの毛色が白くなっていることです。
◆飼い方
柴犬の飼い方のポイントとして、柴犬はとても警戒心がとても強いので、見知らない人や、他の犬に吠えたりして、攻撃的な面があります。飼い主がしっかりとしたリーダーシップをとって、大丈夫だよと安心させてください。
その為には、普段からスキンシップをとって、柴犬と信頼関係をとってください。柴犬は賢いので、子犬の時からちゃんと躾れば、無駄吠えとか問題行動をとらなくなります。
柴犬は、中型犬なので、たっぷり運動させてあげてください。朝、夕の2回の散歩が必要です。柴犬はストレスを溜めやすい犬種なので、運動には十分注意してあげてください。ただ、散歩するだけではなく、ボールなどを使った遊びなどを取り入れて、ストレスを無くし、スキンシップを取るためにもおすすめです。
また、柴犬は短毛なので、お手入れはしやすい犬種でしょう。1週間に1~2回ほどのブラッシングで良いですが、毛のはえかわりの時期は毎日こまめにブラッシングしてあげましょう。
柴犬は他の犬種と比べて、特別な飼い方のポイントが少ないので、飼いやすい犬種ですが、上手にコミュニケーションを取ることが大切であり、信頼関係を築いて躾をすることが、一番の柴犬の飼い方のポイントでしょう。
◆病気
柴犬のかかりやすい病気で気をつけてもらいたいのは、皮膚疾患、膝蓋骨脱臼(しがいこつだっきゅう)です。皮膚疾患は柴犬の被毛はダブルコートなので、換毛期に皮膚病にかかりやすいです。
柴犬がアレルギー性皮膚炎にかかると、全身に痒みが発生します。また、激しい痒みで皮膚が赤くなったり、腫れたり、フケや抜け毛が増加します。皮膚病を予防するためにも、死毛を取り除くため入念なブラッシングが必要です。
膝蓋骨脱臼は先天的に起こる場合と高い所から落ちるなどの事故や激しい運動によって起こる場合があります。症状としては、一本の足を上げて、3本足で歩くようになります。関節に負担がかからないような環境作りが大切なので、滑りやすい床には敷物を敷くなどして、予防しましょう。