ダルメシアンの歴史

ダルメシアンの歴史

daru4

ダルメシアンは、独特の斑点を持った犬種として多くの人に知られています。また、ディズニーアニメの「101匹ワンちゃん大行進」の大ヒットにより、ダルメシアンの人気が高まりました。

ダルメシアンの原産地は「クロアチア」だと考えられています。クロアチアのダルメチア地方出身です。ダルメシアンという名前の由来も、ダルメチア地方から来ています。

ダルメシアンの祖先犬と言われているのは、ポインターに水玉模様のグレート・デーンが混血されたものとも言われていますが、それも憶測にしかすぎません。

いろいろと諸説がありますが、ダルメシアンの歴史は、はっきりとは、わかっておりません。いくつかの美術品から、その水玉模様の斑点を持ったダルメシアンが誕生した古代にまで遡ると考えられていますが、この犬種が誕生したといわれる時代や場所は、やはり不明のままとなっています。

具体的には、古代エジプトの壁画で二輪戦車の後ろについて走っているダルメシアンと思われるものや、1360年ごろのイタリアの絵画にダルメシアンに似た犬が描かれております。

このように、ダルメシアンの歴史や原産地がはっきりしないのは、ヨーロッパの多くの国でこの犬の存在が確認されているにもかかわらず、プシー(放浪民)と共に旅をしてきた長い歴史があるためと言われています。

ダルメシアンは元は猟犬ですが、牧畜犬や番犬として飼育された歴史も長くありますが、その中でも注目すべき特徴は「馬を先導して走る」という芸当で、これはダルメシアンにしかできないものです。

当時のフランスやイギリスでは、旅行手段だった駅馬車の馬と歩調を合わせて伴走して活躍してました。また、野犬の群れや盗賊から馬車を守る護衛犬の役割を果たしていました。 エジプト時代の版画にもダルメシアンと思われる斑点のある犬が馬車とともに走っている姿が描かれています。

アメリカでは消防車が無く、馬車であった時代に消防署で先導犬としてダルメシアンを飼育していました。火災の予知や救出劇などの美談も多い犬種です。こうした経緯からアメリカにおける消防署のマスコット犬はダルメシアンになってます。

こうして、ディズニーアニメの「101匹ワンちゃん大行進」の大ヒットにより、ダルメシアンの人気と知名度が高まりました。


 

ダルメシアン関東子犬販売情報へ | ダルメシアン全国子犬販売情報へ